【住宅デザイン】屋根の形で変わる素敵なファサード

『ファサード』とは?

ファサードとは建物の正面部分で、接道面から見える住宅の外観のことです。家の顔となる面であり、街並みを形成する重要な要素となります。

【設計のポイント】

接道面からのベストビューポイントを設定し、その位置から見える面をファサードとして意識します。(一面とは限りません)

まず、外観を考えるにあたって

家単体ではなく、街の一部としてどう見えるかを考えましょう。
要するにトータルでの視点が必要で、自身の住宅だけではなく、周りの環境も読み取り、そのうえで「調和」と「主張」のバランスをとることが大切です。

具体的な考え方

① 建物単体ではなく、外構や周辺環境を含めて計画する。
② 周辺からどの様に見えるかを意識する。(メインのファサード・高低差等を意識。)
街の一部として考える。(街並みに調和した外観。)
④ 新築時だけでなく10 年後20 年後を考えた計画とする。

屋根による外観

外観を構成する要素として屋根は最も重要な部分。
同じプランでも、屋根形状の違いや軒の出の大小等で外観の印象は大きく変化する。
基本となる切妻・寄棟の特性を理解し、施主の好み、街並みに合った計画が必要。

《切妻》

【特徴】
・2つの傾斜面だけで構成。シンプルで力強い印象を与える。

【ポイント】
和風の他、特に洋風外観におすすめ。
・勾配方向が南北であれば、太陽光パネル設置面積を大きくとることが出来る。
・棟違いを2つまでにおさえてたほうが良い。

《寄棟》

【特徴】
・四方に流れる傾斜面で構成。穏やかで落ち着いたイメージ。
重厚感のある外観を形成

【ポイント】
・どんなスタイルにでもマッチして使いやすい。
・屋根形状を意識し、2階のフォルムを整形することが望ましい。

《フラット》

【特徴】
モダンな印象の外観。

【ポイント】
・複雑なフォルム形状でも対応可能。
・方向に関わらず、太陽光パネルの設置面積を大きくとることが出来る。

《片流れ》

【特徴】
・1方向に勾配を持つシンプルな印象の外観。
・フラットとの組み合わせで、モダンな印象にシャープさを加えることが出来る。


【ポイント】
・南側に向けて太陽光パネルの設置面積を大きくとることが可能。
・軒先のラインがまっすぐで水平ラインを強調。

基本的な立面

平面
       
立面
(切妻)
立面
(寄棟)

屋根の注意点

① あまり複雑な形状の屋根は避け、できるだけシンプルにする

② ファサード側に葺下しの側面がくる場合、寄棟は避ける。

③ 切妻の棟違いは、ファサード側で軒先が揃わない様にする

複合屋根


寄棟・切妻等、形状の異なる屋根を複合させたもの。
基本的には屋根形状を整える、法規制対応、デザイン上のアクセントに使用する。

《寄棟+切妻》《切妻+切妻》《ツインゲーブル》
一部の例

下屋による外観

外観に変化を持たせる工夫の一つに、下屋を廻す方法がある。
特にファサード面が北側・東西側となる場合は、バルコニーで凸凹をつけにくいため、配慮が必要。

下屋形状は基本的に大屋根の形に合わせることが望ましい。

切妻寄棟複合屋根

下屋の注意点

① 下屋を窓の途中で止めない。やむを得ない場合は、庇を延長する。

② 下屋の端部は入隅で止めることが望ましい。

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