新築で押さえておきたい、洗面脱衣室の間取りポイント

洗面所は、狭い空間の中で多くの生活行為をする場所です。

洗面脱衣洗濯の3つの行為を1室で兼用する場合、
「置場」・「動作スペース」・「通路」を考える必要があります。 

脱衣という動作は不安定な姿勢になりがちなので、
高齢者の安全にも充分に配慮して、手摺やベンチ等の設置を検討しましょう。

よくある問題点

洗面所は、狭く感じられることが多い。
→→ 必要な収納アイテムあるいは動作空間が不足していると考えられます。

洗面所に必要な空間ポイント

洗面スペース 

洗面化粧台では、手洗い」、「洗顔」、「化粧」、「洗髪」など様々な行為がされます。
その為、できるだけゆったりとしたスペースを確保したい。 

脱衣スペース 

脱衣スペースとして必要な空間の目安は、以下のように考えます。 

脱衣スペースの目安

最低900×1200 
標準1000×1400 
親子が一緒に脱衣する場合1200×1400 

※永く住むことを考えると、子育て、高齢者介助など、
ライフステージの変化に対応できるよう、1200×1400以上確保することが望ましい

 洗濯スペース 

white front load washing machine

一般的な全自動洗濯機は600㎜×600㎜程度ですが、
2槽式、乾燥機能付などいろいろなタイプがあるので、実際に使うものを確認して寸法を決めます。

また、振動や排水のことを考えると、洗濯機置場は多少の余裕をもって設計するとなお良いです。 

乾燥機を洗濯機の上に乗せる場合には、窓の位置に注意しましょう。
特にガス乾燥機の場合は、ダクト抜が必要となるため外壁側に置くように意識する必要があります。 

収納スペース 

脱衣類の置場はもちろん、タオル、買い置き等のストックが収納できるようにスペースを確保する必要があります。 

場合によっては下着等を収納する場合もあるので、内容を把握した上でスペースを考えましょう。 

機能配慮のポイント

安全に使うために

脱衣時の支えとして、手摺の設置を考えます。 

主な手摺の設置場所

浴室への出入りも考慮し、
浴室出入口近くが望ましい

便利に使うために

タオルはどうする?

単世帯の場合、4~5枚のバスタオルが掛けられるよう壁面を用意しましょう。 

壁面が取れない場合は、ハンガーパイプなどを設置するのも有効です。 

タオル掛けの設置場所

フェイスタオル用は 洗面化粧台の近くに、
バスタオル用は 浴室側とする。 

洗面ボウルはどうする?

  • シャンプードレッサーは、洗髪に使わなくても、清掃用に便利。 
  • ボウルの大きい洗面化粧台は、洗濯流しの代用として、漬け置き洗いにも便利。 

洗濯の際、ポンプ付洗濯機や市販の電動ポンプを用いて「残り湯利用」を計画する場合、
浴室側に洗濯機置場を確保する。 

出入口の注意点 

洗面所の出入口が狭いと、洗濯機の搬入や介護時に不便が考えられるので、
有効寸法650㎜以下の引戸は採用しないなど、できるだけ広くとることが望ましい。 

排水の位置 

洗濯機のほとんどは、ホースが側面にあるので、排水金具の位置に注意します。 

スペース的に、洗濯機置場の横に排水がとれない場合は、真下の排水も可能ですが、機種によっては専用パイプや嵩上げが必要な場合もあるので確認しておきましょう。

建具への配慮 

洗面所の出入口は、
開き戸引戸の2つが考えられますが、それぞれの特徴を理解した上でプランニングすましょう。 

《開き戸の場合》 

プライバシーを重視する場合、開き戸が良いです。 

ただし開くスペースが、作業スペースをなくしてしまうことがあるので注意を要する。 

また内開きの場合、バスマットがドアにあたる場合があるので、
バスマットは薄目のもの(7mm 以内)にしましょう。 

《引戸の場合》 

開け放しやすくドアの動作域が小さい点では引戸が良いです。

閉めた時に隙間が残りやすいため、プライバシーの確保に注意を要する。 

また洗面所内の壁面が少なくなるので、タオル掛けの位置に注意したい。

動線への配慮 

「炊事 ⇔ 洗濯」など、家事動線に加え、
「洗濯場 ⇒ 物干し ⇒ 片付け(収納)」の流れにも配慮する。 

高齢者住居では、寝室のできるだけ近くに配置する。 

二世帯同居の場合、生活時間帯が異なるケースがある。音への配慮も必要なので、寝室に隣接させるのは避けるのが望ましい。 

洗面と洗濯の分離 

洗面と洗濯を分離する際は、動線に配慮して部屋を配置する。 

分離の方法には次のA、B、2 通りがある。 

《A:洗面+脱衣 ⇔ 洗濯の場合》 

※洗濯を分離する場合、特にキッチンとの動線を配慮すると良い。 

洗面・脱衣と洗濯を分離した場合、脱衣類を洗濯するときなど、洗面と洗濯機置場とは直接往来できることが望ましいです。 

スペース上、直接往来できない場合は、双方から使うことができる収納を造作するなどの工夫が必要です。 

《B:洗濯+脱衣 ⇔ 洗面の場合》 

採光・通風の確保のポイント

窓の設置 

採光だけでなく、通風面にも考慮して窓を設けましょう。
⇒⇒外壁に面しない場合は、専用の換気扇も考えることが必要です。
(洗面化粧台で洗髪する場合、換気扇は必須) 

窓を洗濯機の正面に設置する場合は、窓の開閉がしづらいため、以下の方法を検討しましょう。 

・窓の位置を高くする。 
・ケースメント窓やルーバー窓など、開閉操作を下部で行う窓は避ける。 
・できれば引違窓や内倒し窓としたい。 

窓の種類 

窓のガラスは、原則 型板ガラスとしましょう 

《窓の種類による特徴》 

FIX+内倒し 

⇒⇒ 外部からの視線はカットしやすい。 ブラインドの設置不可。 

縦辷り窓 

⇒⇒ おおむね30°の開放角度であれば、外部からの視線をある程度カットできる。ただし、開き勝手に注意する。 面格子の設置不可。 

引違い窓

⇒⇒ ブラインドや面格子の設置は可能だが、視線はカットしにくい。 
ガラス面が多くとれるので、採光に有利。 

ルーバー 

⇒⇒ ブラインドや面格子の設置は可能で視線もカットしやすい。 
多少断熱性に劣る。 

電気設備のポイント

スイッチの位置 

洗面所のスイッチは、部屋に入る前に操作できるよう、外に設置

ただし、浴室を使用している間は洗面所の照明を消す習慣のある人が全体の20%程度いるというデータもあるため、使用状況を確認する。 そのような人であれば、スイッチは中に設置するのも有効。 

コンセントの位置 

洗濯機用のコンセントは、隠れない位置に設置する。
参考高さ:FL+1550程度

消費電力の多い乾燥機付洗濯機の普及により、コンセントは専用回路を設けることを推奨。 

洗面化粧台廻りのコンセントは、
ドライヤー用
電動歯ブラシ用
シェーバー用
の最低3カ所は欲しい。 

ドライヤー用とシェーバー用は洗面化粧台もしくはその付近に各1口、電動歯ブラシ用は三面鏡裏に1口(洗面化粧台の機種によっては三面鏡内部にない場合もある)設ける必要があります。 

また掃除機暖房器具扇風機用として+1カ所は設置することも検討しましょう。 

その他のポイント

仮干し場の確保 

洗面所に仮干し場があると、雨天時などに便利である。 

この場合、ランドリーフックや換気扇の設置も有効です。 

洗濯物を物干し場へと移動する場合、洗濯機から出し、あらかじめハンガーなどに掛けてから移動する人もいます。そのような場合は、仮干し場の設置を勧めたい。 

車椅子への配慮 

高齢者住居の場合、車椅子の使用も考え、出入口は出来れば1000㎜以上とり、
寝室、洗面所、浴室を一体として考えると使い勝手
が良い。 

洗面所は介助スペースはもちろん、車椅子の回転範囲を前提に空間を確保する。 

2階の洗面所 

2階の洗面所は、外壁に面しない場合が多く、明るさの確保に注意したい。 

たとえば階段近くに設置する場合は、階段は腰壁として対処しましょう。 

まとめ

狭く感じられることが多い洗面所では
必要な収納アイテムあるいは動作空間を整理し、設計しましょう!

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じゅういち
じゅういち

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