【防犯環境設計】泥棒に入られにくい家を作るためにはどうする?

防犯環境設計の4原則

防犯環境設計CPTED:Crime Prevention Through Environmental Design)」とは、
1970年頃にアメリカのジェイコブやニューマンによる考え方がベースとなって、住宅もしくは都市の設計方法として、スタンダード化が行われてきました。

その中で、下に示す防犯環境設計の4 原則が提唱されています。

1・対象物の強化

ドアや窓などの建物の構造を強化する

【対策の例】

・頑丈な玄関ドア
・頑丈な勝手口
・小窓への頑丈な面格子
・防犯合わせ複層ガラス
・壁埋め込み式の隠し金庫、など

2・接近の制御

侵入者が近づきにくい造りにする

【対策の例】

・電動防犯シャッター
・歩くと音が鳴る砂利敷き
・防犯センサー付き窓
・幅 25cm以下のスリット窓
・2階へ上がれるような足場をつくらない、など

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3・自然監視性の確保

見通しを良くし周囲の目が行き届く造りにする

【対策の例】

・視界を遮らないスリット塀
・人影が映るキャンチバルコニー
・自動的に点灯するセンサーライトカメラ
・自動録画できるカラーTVドアホン、など

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4・領域性の強化

居住領域の明確化やコミュニティ形成によって部外者を認識しやすくする

【対策の例】

・フェンスなどにより居住区域を明示する。
・コミュニティ形成が促進されるように工夫する。

防犯環境設計の4原則の工夫

上から3つは、住宅のプラニングや仕様設定で達成可能です。

一方、4つ目の「領域性の強化」は、プラニングや仕様だけで達成できることではなく、居住者や周辺居住者の協力が不可欠となります。

ただし、それを誘導するようなプラニング(特に外構)の工夫があります。

たとえば井戸端会議ができるようなちょっとしたニッチの設置などの排他的でない外構デザインは、セキュリティ上はもちろんのこと、景観上も好ましくなる場合が多いです。

高齢者単世帯や、DEWKS、DINKSの増加によって、住宅地の日中の領域性は薄くなってきているので、お客様にもそのことを充分に理解してもらえるように配慮しましょう。

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