【照明計画】誰でもわかる階段の照明配置

「住宅の間取りは決まったけど、照明の計画の仕方が分からない。」
「階段の専用照明って、通販じゃ売ってないけどどんなものがいいの?」
「階段を上るのに安全な照明配置を教えてほしい。」

こんなお悩みや不安はありませんか?

階段でおこる事故は最初の一歩、もしくは最後の一歩を踏み外して転倒するケースがほとんどです。

こうした事故の発生率は階段全体や個々の段板の見やすさの違いによってかなり左右されます。その為、安心して階段の上り下りができるように照明計画することが大切です。

ちなみに、照明の計画はハウスメーカーの営業、設計も実は後回しにしがちな部分です。
例えばインテリアコーディネータ等が専門的に話してくれればよいのですが、コーディネーターがいないハウスメーカーもあります。その中で担当者が電気配線図を提案してもそれが良いのかどうか判断がつかないものです。

その為そんな照明計画、ここでは階段の照明配置を使いやすく効果的に出来るようお客様自身が判断できるよう、わかりやすく解説します。

リビング照明のコツ
・ ブラケットを壁面に使う。この場合、見上げた時にまぶしくないものを選ぶ。
・ 前面を遮光した間接光のブラケットや、フットライトを用いて、段差をくっきり照らす方法もある。
・ 階段の照明は、通行時に器具に頭をぶつける危険がなく、同時に、電球交換や掃除などのメンテナンスが可能な位置に設置する必要がある。

階段のあかり選び

  • 段差をくっきり見せるということ:段差がはっきり見えれば歩くときの安心感が違う。
  • まぶしくないあかりブラケットなら見下ろしたときにまぶしくないような器具選びが大切である。
  • コンパクトな器具をボリュームのある器具は歩行の邪魔になる。出しろの少ない器具を選びたい。
  • 手入れのしやすい器具を:階段で脚立などを使うのは非常に危険である。楽に手が届きランプ交換の楽な器具を選ぶことである。
  • 足元を照らす:夜トイレに行ったり階段を下りてキッチンに行ったりすることが考えられる。あかりがまぶしいと眠気を妨げてしまいがちである。フットライトなら足元だけを照らすのでまぶしくなく段差もはっきり見えるので適している。

ダウンライトによる照明計画

LEDダウンライトなら長寿命なのでランプ交換のしにくい場所にも使いやすい。

天井が高く照明器具の少ない階段まわりは見た目もすっきりし圧迫感がなくて上り下りの際もゆとりが感じられる。ただしLEDのダウンライトを使う場合でも脚立をたてて器具交換ができるプランであることが条件である。

ダウンライトをランプ交換可能な効率の良い場所に配置し、ブラケットを集めることですっきり美しく見せることが可能です。

廊下のダウンライトが階段を同時に照らし、明るさが足りないところをブラケットがカバーしている。器具を最小限におさえながら十分な明るさを確保し安全性にもしっかり配慮しましょう。

廊下のセンターには必ずダウンライトという考え方にとらわれるのではなく安全にメンテナンスできるかを確認し、笠木の上など効率の良い場所に設置することで廊下と階段の両方の明るさを確保する方法も検討したい。ただし笠木の上のダウンライトはLEDを基本とします。

またメンテナンスが難しい天井の階段周りをシンプルに演出できるのがLEDのダウンライトである。長寿命で交換の機会が少なくてすむ。

ただし電気工事会社が器具交換を行うことになるため、
壁紙のリフォームなどの機会に足場を組むなど一緒におこなうと良いです。

次に廊下を含めた階段周りのダウンライトの配灯例をあげる。

平面図で配灯してしまうと、廊下が暗いと判断し、中心にダウンライトを設置してしまう。
その場合天井のダウンライトは不揃いになっている

階段部分と廊下を別空間として判断せずひとつの空間として配灯することが大切である。
2階廊下の腰璧の真上の集中配灯することで階段・廊下のどちらにも光が届く。

階段からつながる2階廊下へ配灯する際、つい廊下の中心や璧際に寄せてしまいがちである。
この場合、天井が煩雑な印象になるので注意が必要になる。

天井面から長方形を探し出し、それぞれの単独空間としてダウンライトを集中させるとすっきりとした空間が出来上がる。

ブラケットによる照明計画

階段にブラケットで照明することで夭井もすっきりし、段差もはっきり照らすことができる。

階段の踏み面から1800mm~2000mmの高さを目安に取り付けることが多いが、廊下側も階段も同じ高さ指定でブラケットを取り付けると、結果的にそれぞれのブラケットの高さがばらばらになってしまいます。

階段のように床の高さがばらばらな場合は注意しましょう

その場合は、ブラケットを1箇所に集め2~3灯を壁面に対して設置する方法もある。ただし器具同士を近くに設置しすぎてメンテナンスができないことがあるので器具のメンテナンス方法をあらかじめ確認しておく必要がある。

コーナータイプ

スペースを有効に使えて階段の踊り場に適している。

密閉タイプ

器具全体をカバーで覆ったブラケット。上からでも光源が目に人らないため階段に適している。

スケルトン階段で階段の吹き抜けがオープンになり、側墜に設置したブラケットが居室から目立ってしまうことがある。

1階から器具が見えにくくしかも階段の上り下りの邪魔にならずしっかりとした明るさが確保できる場所に設置する。

メンテナンスに配慮して階段から手を伸ばして届く場所に設置するように心がけたい。
これはブラケットの光はリビングに届き器具は見せないという照明手法である。

ペンダントによる照明計画

階段周りでアクセントになるペンダントの照明器具。階段で2階の手摺越しに手が届く位置ならばメンテナンスできる。

2階の腰壁からメンテナンスできる位置は腰壁からの距離が450mmまでである。

2階からペンダントを見えないようにするためにはコードの長さを伸ばす。

両側が腰壁の場合は上り下りの邪魔になるのでブラケットの使用を考える。ペンダントに手が届かない位置ならばリーラー式や電動昇降装置を考える。

階段からメンテナンスする場合

「階段の何段目でメンテナンスするのか?」「いすに乗って手が届く高さは?」をふまえペンダントのコード長さを確認。コードが短くてメンテナンスできないようなら別注でコードを伸ばすか場合によっては昇降機を使うことも考えましょう。

2階部分からメンテナンスする場合

2階の腰壁からメンテナンスできる位置は「腰壁からの距離450mmまで」が目安。2階からペンダントを見えないようにしたいなら、コードの長さを伸ばしましょう。

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