評価の仕組み、CASBEE (建築環境総合性能評価システム)とは?

CASBEE (建築環境総合性能評価システム)とは?

CASBEEとは”Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency”の頭文字で、2001年に国土交通省が主導し、建築環境省エネルギー機構内に設置された委員会によって開発された建築物の環境性能評価システムのことである。

戸建住宅は、日本にある住宅の約半分を占め、 毎年約50万戸建設されている。

これらがより良い住環境を提供し、長く使われ、省エネルギーや省資源に配慮されていれば、日本全体の環境負荷を大きく削減することができ、また、日本全体の住生活の質を向上させることができる。

CASBEE-戸建(新築)のねらいは、このような優良な住宅ストックを日本中に増やすことである。

評価の姿勢としくみ

CASBEE-戸建(新築)は、戸建住宅の環境に係わる性能を“総合的に”評価する。すなわち、特定の取り組みのみに特化した住宅よりも、関連分野に対しバランス良く取り組む住宅を高く評価する。

CASBEE-戸建(新築)で総合的な評価がよい住宅とは、
快適・健康・安心(QH1)長く使い続けられる(QH2)性能が備えられており、エネルギーや水を大切に使い(LRH)建設時や解体時にできるだけゴミを出さない(LRH2)ように環境負荷を減らす努力をしており、良好な地域環境形成に役に立っている(QH3、LRH3)住宅』である。

敷地境界線によって定義される「仮想境界」(QHとLHを評価するための区分)で区分けされた、内外2つの空間それぞれに関係する要因を設定する。

QHとLHを構成する評価項目は54に及び、それぞれが取り組みの程度によりレベル1~5の5段階で評価され(2段階、3段階、4段階の項目もある)、レベルに応じて採点される(レベルの数値が大きい程、点数が高い)。

採点基準は、日本の一般的な戸建て住宅は、レベル3となるように設定されている。

最終評価について

最終的に、これらを総合して環境性能効率(BEEH)を5段階にランク分けして示す。

採点の原則的な考えとして、一般的な日本の戸建住宅が、おおむねBEEH値が1 となるように設定されている。

BEEH値を使った評価の特徴として、環境品質・性能(QH)と環境負荷(LH)との相互関係があげられる。

すなわち、QHを2 倍、LH を1/2 にすれば、BEEH 値が4 倍になるという関係である。

例えば、暑さ・寒さを我慢することによって環境負荷を低減することができても(暖冷房エネルギーの削減)、快適性が落ちれば評価は高くならない

逆に、ある程度の環境負荷低減が実現されていれば、あるいは環境負荷が変わらないのであれば、品質や性能が高くなるほど評価も高くなる仕組みとなっている。

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